日本環境計測株式会社製:ウシカタポケットコンパス用マウント変換アダプター

ウシカタポケットコンパスを使い始めました。
山地で実際に測量してみたところコンパスの精度の安定感は申し分のないものでした。
しかし、そのコンパスを支える三脚と、コンパス側についている雲台的な部分のつくりがあまりにも・・・・・(苦笑)
まず三脚の脚の長さの調整がスクリューで止めるタイプなのですが、これが「軽く緩められて軽くしっかり止められる」ことができない。
そして雲台部分が、カメラ雲台でいう「自由雲台」のような見た目をしているのですが、
可動域が体感では2~3°ぐらいしかなく、本当に微調整しかできない。(可動域を大きくすると、三脚台座のセンターと微妙にずれてしまうのはわかりますが・・・)

自由雲台っぽい部分

測量の現場では「測量点と三脚台座のセンターを合わせつつ」「足の長さや開脚幅を調整しながら三脚台座の水平をつくる」
ということをするわけですが、足の長さを調整するとセンターがずれますし、センターに配慮しすぎてしまうと三脚台座で水平が作れないので当然コンパスが水平にならない。
「センター」「水平」の両立がこのシステムでは難しく、一つの測点にかかる時間が膨大になってしまう。
どうしたものかと悩んだ時に「そうか、コンパスをカメラ雲台に乗せ換えればいいんだ」と思いつき、
問題解決にウキウキしながらコンパスのメスネジを覗いみて、今回ここで本当に落胆を味わいました。
「なんだ、この見るからに特殊なサイズのネジは・・・・」
当然と言えば当然、直接カメラ雲台に乗せられるネジ穴をしているわけはないのですが、
それにしても何かを経由してカメラ雲台に取り付けられるイメージが湧かない特殊なネジ穴!!
これをカメラ雲台で運用しようと思った時には「カメラ雲台のメスネジ ー ウシカタコンパスのオスネジ」
を持つ「どこに需要があるんだ」というアダプターを噛ませる必要があります。
そんなもの当然、世の中にあるはずがなく・・・・・・
あるはずがなく・・・・

・・・・・・・・あった。



日本環境計測株式会社様のマウント変換アダプター

なんと日本環境計測株式会社様でまさに私が欲していたものが販売されていました。
すごい世の中だ・・・
早速このアダプターを使いビデオ雲台にポケットコンパスを乗せてみました。

上の写真のように、ビデオ雲台は三脚台座がどれだけ傾いていても一瞬で水平を出すことができます。
強引に水平を出そうとするとセンターがずれますが、クイックシューの上にもう一つ何か乗せれば簡単に解決できそうです。
自由雲台での運用を考えていましたが、ビデオ雲台のほうが案外使いやすいかもしれません。
こんなニッチ商品を販売してくださる日本環境計測株式会社様に感謝です。

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